ある日、こんな記事を見かけたのです。
最大撮影倍率1.5倍を実現 LAOWA初の望遠マクロレンズ
by デジカメWatch
「望遠」マクロ?180mmじゃないですか。我が家で180mmマクロといえば、

これっすね。Tamron SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1。
ごく稀に味付け程度に出てくるアイテム。とろけるようなボケ味はいいんですが、とろけるようにピント位置が見づらくて(w)、デカくて重くて三脚なしで外で使うにはかなり気合が必要な「武器」クラスのアイテム。それでも、梅・桜の季節には100-400mmを追いやって積んでいくことが多いやつです。
Laowaからは、これと同時期に200mm F2.0という化け物が発表されていたのでほとんど注目されてませんでしたが、自分は2ノ2なぞに興味はないのでこっちに目が釘付け。Laowaのマクロは65mm F2.8 x2マクロで結構いい感じだったので、期待しちゃいました。でも、180mm級いっぱいあってもな。ということで、Tamronさんにバイバイして、ぽちってみました。

あれ?
はい。我が家にはTamron 180mm 2本あったんです。FマウントとEFマウント。今回はFマウント様に軍資金の足しになっていただき、Laowaを迎え入れました。結局180mm2本残すのかい。。。
来てみてさっそくX-T5様に装着。マウントアダプターは Fringer EF-FX Pro Ⅲ です

鏡筒もフードも金属でいい感じの作り。ピントリングも程よい重さです。ファインダーを覗いてみると、さすが最近のレンズ、ピントがしっかりわかる。まぁ、フィルム時代の180mmマクロと比較しちゃかわいそうというのはありますが。Tamron 180mmの名誉のために言えば、Nikon Df様のようなミラー超しに見る場合は結構ピント掴みやすいんですよ。
さて、いろいろなところで商品紹介レビューみたいなものは出ていますのでそういう表面の部分はそちらにお任せして。でも、これだけは書いておかないと、というのが、このレンズAFがあるんです。ただし、被写体との距離1.5m以上だけに効くという。
この割り切り、すごくいいと思います。
純正レンズなら自社のカメラのことだけ考えればいいので当然最短撮影距離でもAFしてくれ(せめてマネくらいはしてくれ)と思ってしまいますが。いろいろなマウントに対応させようとすると、マクロ域の制御は難しすぎるだろうというのは想像がつくところ。難しいところは自分で頑張ってね、という割り切った考えは商品化を容易にしますよね。いいです。日本のレンズメーカーではそこまで割り切ったことはできないでしょう。
いいぞ、もっとやれw
なお、AFを効かせると、マウントアダプター越しですが、ちゃんとAFしますw 桜の枝とかなら使えるかも、と思うくらいにはAFするので、これはその季節にまた試します。
さて、御託並べてもしょうがないので、絵を見てもらっちゃいましょう。
どちらの絵もX-T5 ISO:125、WB:晴れ固定です
まずは我が家で望遠番長だった、Tamron180mm


F値が3.5なのがTamronの証。ふわっとボケてああ、望遠マクロっていいなぁ、という。。。
続いてLaowa。Tamronが三脚座使わないとお辞儀しちゃうので高さ変わっちゃってすみません。


等倍と打たれているあたりにしていますが、少し広かったかも。。。ピント位置で見ても、F値が大きい分被写界深度は深いですね。これもボケがふわっとしていて美味しいです。なお、1.5倍マクロなので、いけるところまでいかせると

これくらい。うん、そこまで寄れてる感じはないけど、ボケがふわふわ。F4.5にとどめて小さくした分、寄せてボケは稼いでね、という設計思想なんでしょう。
こういうのもいいぞ。もっとやれ。どんどんやれ。
小さい小さい言ってるけどどれくらい小さいのよ、ということで比較しました。

左から、FujiFilm XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro、LAOWA 180mm f/4.5 1.5X Ultra Macro APO、Tamron SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1。
Tamron と Laowa はここにマウントアダプタ分長さが足されます。
Laowaはマウントアダプタ足して、XF80mmと同じくらいの長さ、径はもっと細いので自分のカメラバッグだと寝かさないで縦に入ってしまうのも非常に扱いやすいです。
Laowa 180mm の写真をいくつか。手持ちでも軽くて扱いやすくて本当にいいレンズです。



ピントが来たところの写りはさすが現代レンズ。そして、180mmの焦点距離が効いてくるぶわっとしたボケ。こういう味のレンズは今今のラインナップからは各社落ちてるので、マクロ派の人で味付けに欲しいなという人はいると思うんですよね。
いいところに狙いをつけて来たな、と商品の提案力に脱帽です。正直日本のメーカーさんが高倍率と最高級ばかりやってる間にどんどん中華が実力上げてますよ。モノとしては名前がないからお値段が手ごろというだけ程度になってきてると思うんですよ。うかうかしてるとコンピューターや電気自動車みたいに周回遅れにされちゃうんじゃないかな。日本のレンズって手組みの伝統工芸品にしか価値ないよね、て言われてしまう感じ。